マイホームを購入する時の諸費用っていくら掛かるの?(2)

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資金計画のパソコンイメージ

倉敷市内の土地や一戸建て住宅、マンションを購入する時の諸費用の以前お話しした続きですが、昨日お話ししました契約印紙代や、仲介手数料、登記費用の他に、火災保険料や金融機関より借入れを行う場合は、金融機関に支払う手数料や保証料が必要です。

4.火災保険料

火災保険については、後日、ご説明しようと思いますが、金融機関より融資を受ける場合は返済中は必ず火災保険の付帯が融資条件になります。火災保険は長期であればあるほど、保険料は年間で割り戻した場合、安くなりますが、近年の自然災害により、保険会社の保険金の支払い負担が大きくなり、現在は最長10年間となります。従って20年返済の住宅ローンを組む場合は、11年目で再度、火災保険をかけ直す必要があります。

5.貸付手数料

申込み金融機関によって異なりますが、融資を受ける金融機関に対して、約50,000円程度が必要です。

6.金銭消費貸借契約用の収入印紙代

金融機関との金銭消費貸借契約締結(借入れした金融機関資金との間に資金を貸します借りますの契約)に必要な借入金額に該当する収入印紙代(借入れ金額が500万円を超え1,000万円以下のものは10,000円、借入れ金額が1,000万円を超え5,000万円以下のものは20,000円、借入れ金額が5,000万円を超え1億円以下のものは60,000円)が必要になります。

7.保証料

お客様より、住宅ローン借入れ時の保証人についてご質問をお受けすることがあります。昔々は、借入時にローン借入れに際して、保証人を取っていた時代もあるようですが、現在は特別な場合を除き、金融機関よりの住宅ローンに保証人は必要ではありません。

金融機関からの上手な融資の組み方として、当社では、購入時の自己資金(頭金)拠出を抑えるのか、住宅ローンを含めた総支払いを抑えるのかをお伺いしています。

簡単にお話ししますと、自己資金を抑えた場合は、借入れ金融機関に指定された住宅ローン金利と、保証料の金利を合わせた金額を毎月の支払いますので、保証料を一括で借入時に金融機関へ支払う場合と比べ、総支払額は多くなります。

毎月の支払いをを含めた総支払額を抑える場合は、自己資金(頭金)は増えますが、保証料を一括で納め、住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)が利用できる場合は、それを考慮しながら返済年数を調整します。

但し、気をつけて頂きたいことは、支払い期間を無理に短くしないことが重要です。家計は毎月、毎年変動します。住宅ローンは必ず決まった金額を決まった日にちに支払う事が条件であり、支払いが遅れればローン事故に繋がります。

私はいつもお客様にご提案として、毎月の支払額の目安は、現在のアパート等の家賃程度までとお話ししています。

住宅を取得した場合、アパートでお住いの時と比べ、床面積が大きくなりますので、必ず水道や電気代といった光熱費が増え、アパートにお住まいの時には支払っていなかった固定資産税が毎年課税されます。

また、もう一つのご提案として、「1年に1回家計の決算をして下さい。」とアドバイスしています。

家計の決算とは、1年の家計を振り返ってご確認頂き、この先1年以内に必要としない預金については、無理のない範囲内で、住宅ローンの繰り上げ返済を行う事です。

近年は、預金金利も低利で水位しているため、今直ぐ使用しない資金を預金しているより、住宅ローンの繰り上げをした方が得策です。

金融機関によっても異なりますが、インターネットバンキングが利用できる繰り上げ手数料は、無料の場合が多く、これを上手く利用して生活をしながら、返済期間の短縮を無理なくして頂けます。

繰り上げ返済は元利均等払いであることから、返済期間の早い時期に行うほど、総支払金額や、返済期間の短縮に有利になります。

そのようなことから、お客様のマイホーム計画の中で最適な、無理のない資金計画を当社では、ご提案しています。

又、住宅ローンの提携金融機関も豊富にご用意しておりますので、倉敷の不動産売買専門のプロフェッショナルとして、お客様に応じたベストな資金計画をご提案致します。